収縮抽出

○[げいむ]

ときめきメモリアルONLINE
…β2テスト版クライアントソフトをダウンロード完了。
中途半端なADSLに1.5Gはなかなかキツい。
2/1から開始ということで、殊更地味にプレイしたい次第。

○[メモ]

日経サイエンスの最新号（2006年3月号）に気になる記事が
2つ程掲載されていた。

1つ目は「サヴァン症候群」という脳の機能障害についての記事↓。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0209/savan.html

この記事によると、サヴァン症候群である人々は、左脳と右脳を繋ぐ
神経束である脳梁が生まれつき無いため、両方の脳が均等に発達せず、
左脳が発達障害であるとともに、右脳が異常に発達しているとのこと。
また、サヴァン症候群である人々は、例えば、色々な物事を、
あたかもハードディスクに記憶された情報のように、長期間に
わたって忘れることなく、かつ、蓄積された情報を高速に抽出可能で
ある傍ら、抽象的な事柄を考えることが困難であるとともに、一部の
日常生活における行動に支障をきたす…といった感じなのだそうだ。

記事を斜め読みした限りでは、映画「レインマン」のモデルと
なったあるサヴァン症候群の人物を取り上げ、彼の知識の出し入れの
凄さ、みたいな点に特に言及していたようだが…。
ここで個人的に考えたのが、例えば、サヴァン症候群である人物は、
自身に降りかかる、いわゆる悲しい出来事の詳細とか、辛い出来事の
詳細などもずっと永遠に忘れることが出来ないのだろうか？？
ということ。
そのような出来事は、適度に忘れてしまうからこそ、何かの拍子に
思い出した時のダメージが少なくなると思うのだが…このような
人達は、果たしてその辺をどのように受け入れて生きているのか？？
あるいは左脳が発達障害なため、偶然にもその辺をあまり深く考えずに
生きていけているのだろうか？？？
その辺も含め、なかなか考えさせられる記事だった次第。

2つ目は「貧しい人はなぜ不健康なのか」という記事↓。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0603/stress.html

1つ目の記事同様、斜め読みした限りでは…貧しい人が不健康なのは、
単にある人間が属するコミュニティ内の環境だけが原因なのではなく、
（ある人間が）属しているコミュニティにおいて、長期にわたって
「自分は『周囲に比べて』貧しい」と感じることが、ストレスの原因
（ストレッサー）、ひいては不健康の原因の一部となっている、
と結論付けているようである。

一見ありきたりのような結論に見えなくもないが…要は、
他と比べなくとも充足できる（ストレスを感じにくい）ような、
自己の価値観の構築が重要であるということか…。
ただそれも、自己を見直すための余裕がある程度以上ないと
難しいような気もするが…。