○[あにめ]
ファンタジックチルドレン
…昨夜で最終回。
「自らの罪に対し、セスが赦しを得るまでの物語」として、
また、「ティナがソランと出会うまでの物語」としての
両方の物語が包含された、1つの物語としてあのラストを見た時、
頭で理解できる種類の「ハッピーエンド」ではあるな、
とは感じたものの、感動的な「ハッピーエンド」であるな、
とは感じなかった。
…というのが、このアニメの最終回を見た直後の率直な感想。

「自らの罪に対し、セスが赦しを得るまでの物語」として見た場合、
非常に良くできていたと思うし、その点では十分楽しめたことは確か。

しかし、「ティナがソランと出会うまでの物語」として物語全体を
見直した場合、ギリシア編以前の話はどうも霞んで見えて仕方が無い。
まあ、トーマがセスであるということから、必然的にそうなって
しまうのは、ある意味仕方ないといえば仕方ない訳だが…。
結局、セスと共にソランも転生装置無しで地球に転生できてて、
かつ、あのような「10年後」の話として「偶然」ソランと
巡り合えてしまうことを見るにつけ、ソランに関する描写の少なさが、
最後の最後で「ティナがソランと出会うまでの物語」としての
薄さを露呈する結果となってしまったように感じた次第。
結局、「ティナがソランと出会うまでの物語」としては、
ああいうラストも「有り」ではあると思うが、(話数の関係上?)
多少強引な展開になってしまったように思えて、少し残念だった。

あのラストについて、「心底感動できた」という方の意見は、
このアニメに関する見地を広げるという意味で、
見つかれば個人的に是非読んでみたいと思う次第。

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